いろいろなうつ病がある?

いろいろなうつ病がある?

うつ病はひとつとは限りません

うつ病といってもその中には色々な種類があります。
「原因による分類」と「症状による分類」の二分化が現代では大きく分ける基準とされてきています。
ではこの「原因による分類」と「症状による分類」とはどのようなものなのでしょうか?
ひとつひとつ考えてみましょう。

原因による分類

内因性うつ病

内因性うつ病は、「双極性うつ病」「単極性うつ病」「退行性うつ病」があり体質、遺伝などによる内部的な要因が発症の原因となる「うつ病」です。
「双極性うつ病」は、俗に「躁うつ病」と言われ、うつ状態と躁状態を交互に繰り返します。「単極性うつ病」は、うつ状態のみを繰り返す症状です。
「退行性うつ病」は、中年後(概ね45歳~)にかかるうつ症状です。

心因性うつ病

心因性うつ病はストレスなどの心の負担から発症する「うつ病」です。
大きくは、「神経症性うつ病」「疲弊性うつ病」「反応性うつ病」に分類されます。
「神経症性うつ病」は本人が意識せず、心の葛藤で発症する「うつ病」です。
原因自覚がない為、治療が長引く傾向にあります。「疲弊性うつ病」は長期間のストレスが原因の「うつ病」です。治療が長引く傾向にあるとされています。
「反応性うつ病」は特定のストレス、体験が要因とされる「うつ病」です。
原因がわかりやすい為、きちんと対策をすれば完治しやすいとされています。

身体因性うつ病

身体因性うつ病は、病気など身体的なもが発症の原因となる「うつ病」です。
病態場所により、「器質性うつ病」と「症状性うつ病」に分類されています。
「器質性うつ病」は脳内の病気が原因である「うつ病」です。
脳腫瘍、認知症、動脈硬化などが原因となります。「症状性うつ病」は脳以外の身体にある病気が原因になる「うつ病」です。糖尿病、慢性腎不全、重症貧血、消化性潰瘍、慢性関節リウマチなどが原因となります。

症状による分類

うつ病発症の原因は1つとは限りません。心因性や身体因性などと確実な分類ができないほど、複雑な要因がある事も少なくはないのです。
近年、症状の程度と持続期間によって「大うつ病性障害」、「軽症うつ病」、「気分変調性障害」と称されるようになってきています。